2016年5月2日月曜日

8メロディーズ/キュー

8メロディーズ。月刊コミックニート連載のキューさんの漫画です。
初めての感想記事で、どういう風に文を組み立てればいいか、どういう風に文を組み立てるべきかいまいち分かっていないのですが、思ったこと感じたことを書き流していこうと思います。

♪1 オキュパイド・プレイス

四コマ形式の漫画でした。一本一本バッチリ起承転結を付けているという訳ではなく、ちゃんと落ちまであるんですけど軽く区切るような形です。四コマを連ねていきながら話が展開するやつですね。
すごく面白かったです。
なんていうんですかね、やっぱり、漫画なんですよね。人も猫もデフォルメが効いてて、場面の設定も展開も、そこまでリアルさを詰めたものではなく。
でもですね、やっぱり漫画なんですよ。だからこそ引き立つ、際立つ、湧き立つようなリアルさがあるんです。
でですね、そういうところを感じられるのはやはりこの作者さんが漫画が上手いからなんだと思うんです。
丁寧に描かれてるんですけど、そもそも絵が相当上手いみたいで、その上でわかりやすくデフォルメされた絵柄だからか、なんていいますかね、すごくわかりやすいんですよね。
読んでて作者の技術力のせいで引っかかるところが無いんです。
表情も微妙なニュアンスもしっかりと描き分けられてて、全く違和感が無いです。

話そのものも面白かったです。そんなに突飛なものではないんですが、安定してます。
コメディ的な面白さで作品全体にあるシリアスさ、「不安」ですかね、これを覆われている感じです。
話の大筋が暗くなり過ぎずに上手く明るいところに着地しているのですが、これはそのためだと思います。
ちょっと面白くて、でも怖さや不安と言ったものが確かにあって。柿の種チョコに近いです。ハッピーターンみたいに甘さに寄り過ぎず、ビターチョコほど苦味に寄り過ぎず、すごく良い塩梅で、美味しかったです。
なんででしょうね、シリアスな場面の時に視点が主人公から少し距離を置いているからかもしれません。


♪2、♪3も読んだのですが記事を書くことに少し飽きたので今回はここまで。
また次の機会に記事を書くと思いますが、切なくて寂しい二つのお話でしたね。


次回は何を描くか未定です。これから書きそうな、最近読んだ漫画と言ってパッと浮かぶのは鉄の少女なつきとグレガリオスの牙、明日のすゝめ、きっと背景が楽しくなる、あたりでしょうか。
なんていいながらもしかしたら前から読んでいる漫画かもしれませんね。気が向くところを書こうと思います。