2017年9月3日日曜日

マトリックス第一作感想

この作品の公開日が1999、僕が見た強が2017と言うことを踏まえたうえで、今現在の僕が見た感想です。

点数5点満点中2
ビジュアルは良い、作中の現実は好みにあう雰囲気のディストピア的環境ではなかったので、そこでだいぶマイナスがありそう。CGは全く気にならなかった。SFならむしろこのぐらいで良いと思う。
話は悪くないっちゃ悪くないけど良くもないただ投げっぱなし感が強い
キスとか恋愛要素はいらない 現実とは何かという問いを内包させるに当たって恋愛要素は邪魔だと思った 哲学的ことを示すのなら取ってつけたように(伏線はあったけれど)俗な要素を入れなくてよかったと思う。ただここも個人的な感覚が大きそう。
疑問を投げかけるにしてももっとまとめてよかったと思う。続編が二つほどあるようだけどワクワクして次を見ようとは思わなかった。ハラハラ感は多少あったけど基本絶望感はなかったので個人的な趣味としてそんなに好きではなかった
アクションもあまり好きではない。内容がどうというより見せ方がそんなに良いとは思わなかった。高速表現は割とよかった。世界が止まる表現も結構良かった。
キャラクターで魅力を感じたのは預言者ぐらいかも。預言者良いキャラしてた。
最初の方に出てくる白い兎のタトゥーの入った女性たちのデザインはアフリカンで悪くなかった。

時期的なものが大きかったのかなと思う。
公開当時の技術なら相当な衝撃だったのかなと思う。
ただ今の技術になれてるからか視覚的な衝撃はそんなに大きくなかった。人物も理由を感じられる血が通ってない感については良かったけど、トリニティーモーフィアスその他仲間含めあまり実在感がしなかった。ゲームのモブキャラみたい。もうちょっと生々しい演技だったらと思う。

えー、気付いたこと
・ビジュアル的な衝撃は重要
・僕の好みで見ると人物の存在感が弱い。僕はもっと生々しい人間の負の感情が好き。
・全体通した後に気分がマイナスなのがいただけない。「マイナスマイナスからのちょっとプラスかな?うやむや~」だったので次を見ようと思わなかった。やっぱり心が救われる(あるいはその予感をする)シーンがほしい。
・上記二つに絡むけど精神的成長が無かった。覚醒しただけに思えた。救世主としての自覚は成長じゃない。ニュートラル寄りのポジティブAからニュートラル寄りのポジティブBになってるだけ。もうちょっと変化に落差が欲しい。主人公の覚醒を喜ぶにも仲間が死に過ぎっす。
・敵のビジュアルは美形取り揃えた方が面白いんじゃないかなと思いました。(僕は人工知能という設定と潔癖的感覚の描写の取り合わせをさらに際立たせたい。相互の認識が違う、視覚的にこちら感覚で美形でない人物が香りにおいて潔癖的キャラなのは敵としてそれはそれで面白い対立構造だと思うけど) ヒロインはもうちょっとアクの強い美人でもよかったと思う。僕はそういう人間チックなアクとかが大好きなのかも。

以上です。

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